■金融・投資業界の課題
電子メールで投資関連の金融情報を電子メールでやり取りする場合にパスワード付きZIPファイルを送り、別メールでパスワードを送るというPPAP方式のメール送信には、セキュリティ上の大きな問題があります。すでに、内閣府は、PPAP方式でのデータ送信を廃止すると発表しており、多くの大企業も次々に廃止を表明しております。しかし、まだ、数多くの企業が金融データをPPAP方式で配信しています。電子メールで金融データを送信場合、ユーザーのデバイスにデータが残っているため、操作ミスやハッキングによる漏えいが懸念され、誤送信によって、誤った人に機密情報が届くリスクも心配です。金融機関に対して、当局の規制が強まる中、投資家に対して、機密性を保ちながら、透明性を両立する情報を共有するソリューションを実現する「リーガルテックVDR」は、安心して投資レポートを共有できる唯一の方法です。
<お客様の課題>
情報の共有と交換は、銀行や証券会社にとって利益をもたらす重要なビジネス要件ですが、機密情報を適切に管理しないとインサイダー取引の疑いをかけられたり、管理当局の規制の対象になってしまうリスクがあります。情報アクセスに対して厳しい条件が課せられ、規制対応にコストが非常にかかり、情報の機密性と透明性をどうやって両立させるかということが金融証券会社の大きな課題でした。
<ソリューション>
「リーガルテックVDR」を導入することで、画期的なIRM(情報権限管理)を活用し、最重要機密コンテンツをどこに送信しても不正に閲覧されないよう保護することが可能となります。FTPやメールに対してセキュアな代行手段として、銀行の監査証跡を残した規制情報の安全な管理ができ、証券の資産管理のデータを1つのプラットフォームで収集処理分配ができるようになります。
<導入効果>
「リーガルテックVDR 」の導入により、強力なレポート機能を使用して文書のステータスを表示できるようになり、監査法人の要求に効率的かつ迅速に対応することが可能となりました。内部関係者や外部の主要なパートナーと安全に協働し、機密性の高い規制情報を収集し、強力な監査証跡を残しながら必須情報を容易に提出することができるようになりました。銀行証券における私有財産および資産管理業務、金融における規制リスク管理など、情報ガバナンス、規制報告などの厳しい条件をクリアしながらも速やかに投資家レポート、投資家コミュニケーションを進めることが可能になり金融・投資のDXプラットフォームとして活用しています。