■製薬・バイオ業界の課題
可能性の高い新薬のライセンス取得を成功させるために最も重要なことは、技術漏洩なしに、研究技術資料およびパートナー企業の研究開発を厳密なセキュリティの下で共有し、レビューすることです。多くの研究費と長年の研究時間を投資した新薬研究資料を安全に守りつつ、海外の大手製薬会社とビジネスするために仮想データルームの「リーガルテック VDR 製薬・バイオ」が必要とされています。
<お客様の課題>
今日の複雑化した製薬・バイオ研究開発環境では、開発の際に多くの関係者に情報を伝達し、共有する必要があります。研究開発中のデータが外部に漏洩すると大きな問題が発生します。バイオや製薬業界の関係者が機密情報を安全に共有できる法務・知財共有管理システムを模索していました。メールやUSBメモリ、紙などでの安全性に欠け、効率の悪いデータ共有手段を置き換えるプラットフォームが必要でした。
<ソリューション>
国内のバイオ市場は、2018年で3.7%増の3兆6725億円と(日経バイオテク)されていますが、他国をリードするためには、戦略的な異分野技術・産業・新技術との融合が欠かせません。バイオテック企業や製薬企業が機密情報を守る法務・知財共有管理システムとして、「リーガルテックVDR 製薬・バイオ」を導入すれば、機密性の高い情報をバイオ関連や製薬関連企業と安全に共有できるようになります。セキュリティ環境の整備されたVDRを利用すれば、権限設定機能により、閲覧のみのユーザー、PDF形式でのみダウンロードできるユーザー、原本をダウンロードできるユーザーなどに制限して知財を守ることができます。
<導入効果>
「リーガルテックVDR 製薬・バイオ」の導入により、医療関係者が機密情報を安全に共有できる治験 共有・管理システムの構築が可能になりました。厚生労働省から「くすり」として認めてもらうために、臨床試験において新薬の人に対しての有効性(効果)や安全性(副作用)などを確認する治験データは、個人情報を多数含むため、ユーザーIDと保護されたパスワードにより強固に守られた環境で治験業務を効率的に進めることができるようになりました。また、世界中で行われる臨床試験において緊急性の高い情報なども素早く、機密性を保ちながらいつでもどこでも共有が可能となりました。